~最新ニュースから~【かかりつけ薬局における新たな業務】

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服薬フォローの義務化

現在臨時国会で審議中の医薬品医療機器等法(薬機法)改正案においては、薬局・薬剤師に関する制度の見直しとして、薬剤師に「服用期間を通じて、必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導を実施すること」(服薬フォロー)が義務化される見込みです。

これは、厚生労働省が2015年に策定した「患者のための薬局ビジョン」で薬局が目指す姿として示された「対物業務から対人業務へ」の転換を強く推進するものとして、今後、薬局・薬剤師の業務やあり方に大きな影響を与えることが予想されます。

この流れを受けて、多くの薬局では主に電話による服薬フォローの実施が想定されています。

しかし、薬剤師にとっては、患者さん一人ひとりに電話をかける必要があることに加えて、患者さんが電話に応答できない場合には再度連絡が必要になるなど、業務負担が増加することが懸念されます。

この流れを受けて、今月に入って薬剤師の業務負担を軽減する機能を持つアプリが2つリリースされており、需要が見込まれます。

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」

服薬期間中のフォローを、アプリを通じた予約送信で負担少なく実施可能に

メドピア株式会社が今月9日にリリースした、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」。

服薬フォローを支援する機能を有しており、「kakari」のシステムとアプリを通じた予約送信によって、患者さんへの服薬フォローを最適なタイミングで簡単に行うことが出来るようになる。

主な機能

・薬局システムから服薬フォローの予約設定

薬剤師が患者さんに調剤を行った後、「kakari」の薬局システムで「調剤日」と「処方日数」を入力すると、入力した情報に合わせて自動で服薬フォロー内容と送信日時が設定される。

・患者向けアプリで服薬フォローの実施

設定日時になると、「kakari」の患者向けアプリに服薬フォローのメッセージが自動送信される。チャット形式でのやりとりに、選択式の回答フォームを付けることで、患者さんはより簡単に自身の服薬状況や体調等を薬剤師に伝えることができるようになる。

トータルサポートパッケージ『あなたの調剤薬局』

LINEで気軽で継続的なコミュニケーション

健康サロン株式会社が今月11日にリリースした、調剤薬局・薬剤師の課題を解決するトータルサポートパッケージシステム『あなたの調剤薬局』。

LINE連携による投薬後自動フォロー、処方箋送信による来局予約の他、各種電子お薬手帳との連携、不動薬を有効活用できる不動薬売買マーケット及び仕入れ価格を大手並みに低減化できる共同仕入れサービスの利用が可能となる。

主な機能

・LINEで服薬指導

患者への服薬指導(投薬後フォロー)が、LINEで簡単・自動的に実施できる。

・患者に自局をアピール

薬局は自局の特徴・特色をカスタマイズできるマイページで患者に自局をアピールできる。

・待ち時間の短縮

患者は処方箋送信による来局予約ができ、薬局での待ち時間を短縮できる。

・お薬手帳データのクラウド化

eお薬手帳により、患者のお薬手帳持参の煩わしさを解消、簡単に閲覧・追加入力も可能。既存の電子お薬手帳とも自動的に連携。

・適正在庫を保持

自局以外の薬局と在庫情報を共有し、仕入れコスト削減可能な共同購入や、不動薬を融通することで、適正在庫を保持する。

身近な事から見える負担増

消費税増税から日がたち、街中でよく見につくようになった『キャッシュレス決済』マーク。

私も減税対策の為、キャッシュレスアプリ・電子決済アプリをインストールし、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどで利用しています。

9月頃にJCBが発表した決済方法の速度調査では、現金が28秒、QRコードが17秒、クレジットカードが12秒、非接触型が8秒で、消費者の半数がキャッシュレスで支払いをすると、従業員1人当たりの労働時間は約2時間減少するという結果が出ていました。

現在は消費の冷え込み対策で消費税ポイント還元制度が実施されており、また機能の浸透が行き渡っていない事も影響し、レジ業務の負担増加が見受けられますが、正常化すると回転率の向上に繋がってくるのでしょうか。

スギHDの第2四半期決算を見ると、キャッスレス決済による支払手数料が25億円となり、消費者の利便性向上の一方で企業の金銭的負担増加が浮き彫りになりました。

利便性向上の裏で見えない企業の負担増。

こちらも今後話題に上ってきそうです。